デイサービスとデイケアの違いは?前半編
デイサービスとデイケアは、それぞれ利用目的が異なる通所介護サービスで、それが双方の最大の相違点です。
そもそもデイサービス・デイケアとは
そもそもデイサービス・デイケアとは、どういったサービスでしょうか。
デイサービスとデイケアの基本情報を下記で紹介します。
デイサービス(通所介護)の基本情報
デイサービスは、別名「通所介護」と呼ばれ、日中に施設に行って受けるサービスの名前です(送迎あり)。
近年は、施設の仕様によってさまざまな特色を持った通所介護サービスがあり、料理に特化したもの・認知症緩和に対応したものなどがあります。
デイサービスが利用できる人は、介護保険の等級が要介護1~5の人で、要支援の人は利用できません。
デイケア(通所リハビリテーション)の基本情報
デイケアは、別名「通所リハビリテーション」と呼ばれ、病院などの医療機関や介護老人保健施設で施されるサービスです。
デイケアは、要支援1~要介護5までの人で、なおかつ医師が専門的リハビリが必要と判断した人のみ利用することが可能です。また、デイサービスよりは施設数が少ないです。
サービス目的が大きく異なる
デイサービスとデイケアでは、サービスの目的が大きく異なります。
デイサービスのサービス目的は、利用者が自宅で自立した日常生活を送ることができるように支援することで、日常生活の介護を中心に力を入れているサービスです。
一方、デイケアのサービス目的は、身体機能の回復・意地、日常生活の回復、認知機能の改善で、リハビリなどの医療的ケアに力を入れています。
近年では、機能訓練が受けれるデイサービスも増えていますし、デイケアでも日常生活介護は受けられますが、力を入れているポイントが最大の相違点です。
両者のサービス内容を比較
デイサービスとデイケアのサービス内容を比較してみましょう。
これらを見てわかるように、目的の違いに合わせて、デイサービスは「介護寄り」、デイケアは「医療ケア寄り」のサービス展開をしている、という違いがあります。
また、デイケアはデイサービスと異なり、重症者対応や緊急時対応の体制が整っているのも特徴です。